尾崎 紀世彦(おざき きよひこ、1943年1月1日 - )は、神奈川県茅ケ崎市出身の歌手である。愛称は「キーヨ」。立派な「もみ上げ」がトレードマークで、「和製トム・ジョーンズ」と呼ばれることがある。
当初は「ジミー時田とマウンテンプレイボーイズ」のメンバーだったが、1967年にGSグループ、ザ・ワンダースに参加。グループ名の由来は、元・デュークエイセスの和田昭治に師事した事から師匠の名前をもじったと言われる。
ザ・ワンダース時代には、「ジ・エコーズ」の変名を使って、『ウルトラセブン』主題歌、挿入歌の歌唱を担当した。ちなみに、主題歌冒頭で連呼される「セブン」の3番目が彼の声である(2006年4月26日放送の『ズバリ言うわよ!』で本人が明らかにした)。
『別れの夜明け』でソロデビュー。デビューにあたって、ザ・ワンダースリーダー小栗俊雄が歌手を引退、日音に所属し尾崎のディレクターとなった。
2枚目のシングル『また逢う日まで』が売り上げ100万枚を突破し、1971年に日本レコード大賞と日本歌謡大賞をダブル受賞。同年、NHK紅白歌合戦(第22回)に初出場。翌1972年、『ゴッドファーザー~愛のテーマ』をカヴァーしてヒットさせ、紅白出場。1990年、3度目の紅白出場。近年はアニメ、『空想科学世界ガリバーボーイ』の主題歌『燃えろ!ガリバーボーイ』を歌っている。
ちなみに、日本レコード大賞を受賞した際にトロフィーを持ち上げて笑顔でVサインをしたパフォーマンスは、今もテレビで流れる名シーンである。
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